サワディーカップ
マウルールの松田です
みなさん、『てんつくマン』ってご存知ですか
お笑いの山崎邦正さんの元相方で、芸能界(吉本)を引退後、
『あなたをみてインスピレーションで言葉を書きます』というオリジナルの“書き下ろしパフォーマンス”で
路上詩人として人気を集め、その後『107+1天国はつくるものPART1』を自主制作や、
出版・講演活動など幅広く活躍中の素晴らしい方です!!
去る11月1日!!
感動したがり~の僕は、てんつくマンの映画『107+1~天国はつくるもの~PART2 奇跡は起こり連鎖する編』の全国一斉同時上映を観にいってきました
愛知県にある、自然分娩を奨励している吉村医院での命の誕生から始まり、中国への植林などの環境問題、そして末期ガンを克服した方や、脳性麻痺という障害を持ちながらもホノルルマラソン完走へ挑戦していく方々などのドキュメンタリー映画でした。
テーマは『ぼくのヒーローはすぐそばにいた!』
鑑賞されたみなさんそれぞれが感じた事は違うと思います
この映画を観て僕が感じた事は・・・
人は一人では生きていないし、一人ではなにもできないんだよ!ってことを伝えてくれているような気がしました。
常に人は誰かに支えられて生きているという事。
人との出会いや繋がりがあり、支えあうことで強く大きくなっていけるという事。
人間っていう字は、『人』の『間』と書くように、人と人の間でしか生きてはいけないという事を何かの本に書いてあったのを思い出しました。
こういう映画や講演会・セミナーにいったりすると、その時はすごく熱くなり感動したりして心が豊になります
今日から変わろう
僕も私も夢に向かって一生懸命がんばろう
そんな熱い気持ちも、日を追うごとに冷めていってしまうことの方が多いですよね!
人間は忘れる動物です。
人間そんなにすぐに変われるものではないのかもしれません・・・
でも僕は思うんです。
一生懸命頑張っている人たちのひたむきな姿を見ることで・・・
本気になって努力をしているカッコイイ姿を見ることで・・・
苦難を乗り越え、夢に向かって突き進んでいる人たちを知ることで・・・
自分にもできるんじゃないかなって・・・・
自分もやってみてもいいんじゃないかなって・・・
一歩踏み出してみようかなって・・・
そう思えただけでも、もう変わりはじめていると思うんです。
いや、変わろうって決めた瞬間から変わっているんだと思います。
その繰り返し繰り返しが自分自身を突き動かす原動力になっていくんじゃないかと思うんです・・・
この映画を自分自身が観たかったのはもちろんですが、どうしても観てほしい友人がいたので、一緒に連れて行きました。
彼は、中学時代からの同級生で、すでに4人の子供に恵まれ必死に仕事を頑張っています。
とにかく優しく、バカがつく程に人が良くて、いつもニコニコ笑顔なんです。
人の文句や不平不満を聞いた事がありません。
でも、たまに会った時に、心の奥のほうで何かを叫んでいるような気がしてなりませんでした。
家族や子供たちの為に必死で頑張っています。
僕には真似できないくらい一生懸命頑張っています。
僕が彼の生き方について、どうこう言える立場ではないので、この映画を通じて何かを感じてほしかったんです。
今の仕事を辞めて、夢ややりたい事に向かってほしいといっている訳ではありません。
以前の僕は、相手の気持ちも考えずに『やりたいんだったらやってみたらいいじゃん』って平気で言っていました。
今は少し違います。
家族や子供の為に一生懸命働いている人たちが沢山います。
自分の夢や、やりたい事を我慢して、頑張っている人たちが沢山います。
ただ、僕が言いたい事は、『やりたくもない仕事を家族や子供達の為にやっている』ということだけは言って欲しくないんです。(友人ではないですよ!)
その仕事は、他でもない自分自身が選んで決めた仕事なんですから!
どうか、自信を持って下さい。
その仕事は、必ず誰かの為になっているんですから・・・
誰かの役に立てているんですから・・・
そして感謝されているんですから・・・
だから、胸を張って、今の仕事に誇りを持ってほしいと思うんです。
家族や子供たちに、お父さんお母さんの仕事ってすごいんだよって言って欲しいんです。
周りや今の環境に責任転嫁するのではなく、自分自身に責任を持つ事。
そう思えた時からきっと、次のステップに向かって何かが動き始めるんだと思います。
いつの時代も、大人を見て子供は育ちます
疲れた大人や不満だらけの大人を見て、はたして子供達は未来の自分の姿をどう想像するのでしょうか?
輝いた大人の生き方が、輝いた子供たちの心や未来をつくっていくのではないかと思います。
話は少し変わりますが
先日、『おくりびと』を見て、納棺師という仕事があることを始めて知りました。
この世の努めを終えた方々の、最後の旅のお手伝いが出来る納棺師という仕事の素晴らしさを教えてくれました。
始まってすぐと、見終わってからの納棺師や葬儀に携わる方々に対してのイメージが変わった方も多いことかと思います。
それってなんでかなって 思いました。
『おくりびと』の中の、山崎努・本木雅弘演じる納棺師からは、誇りと気高さを感じました
納棺にいたるまでの、一挙手一投足がとても美しく、愛情に満ち溢れていたように感じられたのは僕だけでしょうか?
映画の中でも、家族や友人たちの心の変化がうまく描写されていましたよね!
周りがどう思うかではなく、自分がどうあるべきなのか・・・
どんな仕事でも自分次第で面白く、そして素晴らしく意味のあるものにできるのではないでしょうか?
『107+1~天国はつくるもの~PART2 奇跡は起こり連鎖する編』でも、きっとそんなメッセージを受け取ってもらえるんじゃないかと思います。
みなさんも是非一度観て下さい!
映画って、本当に素晴らしいですね・・・by水野晴郎
上映会の時に頂いたチラシにこんな言葉が書かれていました。
自分は映画を創りたかったんじゃなくて、めでたい世の中をつくりたかった
今日までに中国での植林、カンボジアでの海外支援、香川県小豆島での農業など、いろいろ活動してきました。
他にも温暖化防止新聞を30000部発行したり・・・
もちろんスムーズに事は運ばず沢山の困難に出会ってきたのですが、同時に沢山の奇跡が動き始めたのです。
余命宣告を受けながら中国植林に参加した野見山先生は、帰国後突然体調が良くなり、走ることや夢を描くことで末期ガンを克服した杉浦貴之との出会いから、自分もホノルルマラソン参加を決意!
人は時に、自分のことを無力だと感じます。自分ひとりが何かしたところで何も変わらないと勘違いしてしまいます。
でもこの映画を観てもらえれば分かります。
ひとりの力は微力かもしれないけど決して無力ではないことを・・・
さらに互いが互いを応援しあった時
応援した人も応援された人もとんでもない力を発揮出来るようになることも知るでしょう。
僕はカメラを回しながら、そして編集をしながら
『人は素晴らしいし、世の中捨てたもんじゃない』と心から思いました。
この映画は子ども達へのラブレターです。
きっとカッコイイ大人を見て『ヒーローはそばにいたんだ、僕も早く大人になりたい』って思うでしょう。
是非めでたい世の中になったらいいなーと思う人はご覧下さい。
そして、次は一緒になにかをしましょう。
軌保博光改めてんつくマン
今日の自分への格言
『人生で成すべきことは、他人を越えることではなく、自分自身を越えることだ』
スチュアート・B・ジョンソン
コップンカップ
マウルール松田